2007年01月18日

弘法筆を選ばず?

「弘法筆を選ばず(択ばず)」という有名なことわざがあります。有名な弘法大師は字は上手だが、そういう人は道具を選ばない、つまりどんな道具や環境でも立派な仕事をするものだ、という意味ですが、当の弘法大師は結構筆にこだわっていたとか。

実際は書体に合わせて筆を使い分け、都への手紙には「こちらは田舎なので良い筆が手に入らない」と愚痴までこぼしていたそうです。

ではこのことわざはどのようにして生まれたのかというと、中国の「能書筆を択ばず」というフレーズが輸入されたものなのだそうです。「能書」とは書の名人のことで、この場合の能書とは唐の時代の書の名人、欧陽詢のことを指すそうです。これが後年になっていつの頃からか日本の能書である弘法大師に主人公が入れ替わって生まれたことわざなのだそうです。まるでビデオレンタルにあるB級映画の命名法 :-) のようなコピーですが、それくらい弘法大師の書はすばらしかったのでしょう。

かくいう私も名前に「弘」の字が入っていますが、書の名人どころか、他人にお見せできるような字ではありません。ですからこのことわざを逆説的に解釈して「弘法大師じゃないんだから道具は選ぼう」状態で万年筆を探し求めているのかもしれません :-)

そういえば私は本業(プログラマ)でもキーボードにこだわりがあります。と言っても、何万円もする高級なキーボードを使っているわけではなく、昔からNMBというあまり表舞台にでないOEMメーカのキーボードを使っています。その昔、キーボードが2〜3万円するのが当たり前の時代がありました。今では1,000円を切る値段で売っていたりしますが。当然コストダウンのたまものです。でも許せないことがひとつだけあって、最近の安いキーボードではキータッチうんぬんより、キーボードがしなってしまうのです。これはキーボードの裏に鉄板が入っていないためです。鉄板が入っているかどうかは、持ち上げて重さでもわかります。筆圧も打圧も強い私には鉄板が必須なのです。

ということで、今後も道具を選ぶのだろうと思います :-)

posted by pelikan at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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